意外と知らないカラコン用語♪「ADD」とは?

カラコンを始めコンタクトレンズを愛用していると、そのパッケージには様々な数字が表記されていることに気づきませんか? コンタクトレンズは、あらゆる数値を使ってその人に最適な度数や形状をキープできるよう計算されています。 その数値の一つが「ADD」。 皆さんは聞いたことがありますか? 若いうちはまだあまり必要ないかもしれませんが、これから歳を重ねるにつれて知っておくべき言葉です。 今回のコラムでは、度数を決定づける「ADD」について、その意味と必要性をご紹介していきます♪

「ADD」とは

「ADD」とはadditionの頭文字3文字をとった略称。 アディションと呼ばれ、日本語では「加入度数」とも呼ばれています。 「加入度数」なんて初めて聞いたという方も多いと思いますが、それもそのはず!加入度数とは、遠くを見るための視力矯正度数に加えて、近くを見るための視力矯正度数のこと。つまり、遠近両用の手元補正用の数値のことなんです! 遠近両用のコンタクトを作る方は、遺伝性を覗いてほとんどが老眼の方。なので、若いうちにはあまり聞きなれない言葉というわけですね♪

ADDの決め方

ADDは、2つの矯正度数のバランスを整えなくてはならないのでしっかりと数値を計ることが大切。 まずは遠くを見るとき(遠視用)の度数を決定し、これをかけた上で近くのものを見るとき(近視用)の度数を決めます。そして、この“差“がADDの値。 ここがずれてしまうと、遠くは見えても近くは見えづらいという不具合が生じてしまうのです。 遠視用の度数に、近視用の度数を加える=アディションするということから、「ADD」と名付けられているのですね。

ADDは年々上がって行く?

一般的に、ADDの数値は年々上がっていくと言われています。 老眼が進めば、だんだん近くのものが見えづらくなってしまうからです。 ただ、手元が見えずらくなってきたからといって、最初から一番見えやすいADDにするのはあまりお勧めできません。 これは、通常の遠視用カラコンやコンタクトレンズを作る際にも同様。 最初からあまりに強すぎる度数のものを選んでしまうと、かえって見えずらかったり頭が痛くなったりしてしまう可能性があります。 また、強すぎる度数は目に負担を与え、より視力の低下が進んでしまうという危険性も。 ADDも同じく、初めから強い差のものを使ってしまうと目に負担をかけ、余計に差が広がってしまうかもしれません。 初めのうちは、緩やかな度数を選び、年齢に合わせて徐々に上げていくのがオススメです。

カラコンにおけるADD

現在発売されているカラコンの種類には、遠近両用のメーカーがほぼないためADDという文字を見かけることは少ないかもしれません。 しかし、今後カラコンがますます普及し、今のカラコン世代がやがては老眼を気にする時代になった時には、遠近両用のカラコンが登場している可能性は大いにあります! 年を重ねてからもカラコンを楽しめるよう、今からコンタクトに関する知識を深めてくこと。 ま他、日頃愛用しているカラコンのケアや取り扱いには十分に気をつけ、ご自身の目を健康に保つこともとっても大切です♪

まとめ

いかがでしたか? いかがでしたか? 今回は、遠近両用のコンタクトレンズには欠かせない「ADD」という値についてご紹介しました。 今はまだ直接必要な値ではありませんが、いずれお世話になる可能性が高いものです!ぜひ今からしっかりとチェックし、日頃のカラコンケアや目のケアを怠らないようにしてくださいね。