カラコンの貸し借りは絶対NG!その危険性とは

カラコンは若い女性にとってメイクの一部になっています。
最近、中高生が洋服を貸し借りするのと同じ感覚でカラコンの貸し借りもしているという話を耳にします。
コンタクトは私たちの身の回りに溢れているアイテムですが、高度管理医療機器でもあります。
カラコンは正しい使い方をしないと目の病気などさまざまなリスクがあるのです。
友達カラコンがバッチリ盛れていて羨ましくなったりすることありますよね?
でも、私も試してみたい!と思っても絶対に友達のカラコンを使わないでください!
今回は、カラコンの貸し借りがダメな理由を詳しく説明していきたいと思います。

さまざまな感染症のリスク

まず、使用済みのカラコンの貸し借りがダメな理由について。
なんとなく知っている方もいるかもしれませんが、復習だと思って読んでください。
まず、目に発症する感染症というのがいくつかあります。そのなかで最も代表的なものが"角膜感染症"です。
感染するケースとしては、この菌を友達が気づかないうちに持っていて、その友達のカラコンを装着した場合などに多いです。
友達が持っていた菌が自分にも移ってしまう確率がとても高く、発症に至ると言われています。
これが原因で、カラコンの貸し借りに抵抗がない中高生の間で角膜感染症がとても多くなっているのが現状です。

・角膜感染症とは?
角膜感染症といっても、いまいちピンとこないですよね。
角膜感染症とは細菌やカビ、アカントアメーバ、ウイルスなどの病気が角膜に感染し炎症を起こす病気。
角膜は透明で黒目を覆う膜のようなものです。
角膜は目に光を取り入れ、光を屈折させてピントを合わせる水晶体を保護する働きがあります。
水晶体は例えるならカメラのレンズのようなものにあたります。
カメラのレンズが壊れると写真が綺麗にとれないどころか写真に何も写らなかったりすることもあり得ますよね?
これと同じで、角膜感染症に感染した場合、視力が低下するなど、放置すると失明に至る危険性もあるのです。
ソフトコンタクトレンズは水分を含んでいるため、きちんと毎回消毒しないと、付着した菌が繁殖してしまうということになりかねないのです。

・角膜感染症の症状とは
角膜感染症の症状としては眼の痛み、白目の充血、涙や目やにが出るなどさまざまです。
黒目の中に白いにごりができたりします。
肉眼でわかる程度になると、とても危険なので早急に眼科を受診してください。
この病気は片眼性ですが、感染したあと、左右のコンタクトを間違えてつけたりすると、もう一方の目にも感染するおそれがあります。
左右の区別はきちんと分かるように保存してください。

・自分に合わないカラコンはNG!
使用済みのカラコンを貸し借りするのがダメな理由はなんとなく分けど…別にまだ使ってない新品なら大丈夫!と思っていませんか?
その考え方は甘いです!まず、カラコンといっても度数やBCなど、合うカラコンは違います。
自分に合わない度数を使っていると目に負担をかけてしまい、より目が悪くなってしまう危険性が考えられます。
また、コンタクトレンズにはBC(ベースカーブ)というものがあってBCは製品によって微妙に異なっています。
BCが合わないとカラコンがずれることがあります。そういう時は自分の目にカラコンが合っていないということです。
合わないカラコンを使っていると目に痛みを感じたりゴロゴロしたりします。
もし自分に合っていないカラコンを使用していると、 角膜に傷が入ったり締め付けが起こったりします。
ですからカラコンは人に借りるのではなく、自分に1番フィットするカラコンを購入して使うようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?カラコンの貸し借りに潜む危険はいっぱいあります。
もし、自分の目や友達の目にカラコンの貸し借りをしたせいでなにかあったとき、
貸した側に責任があるか借りた側に責任があるかもめることになるかもしれません。
そうなると、友情関係にもヒビが入ることになり何もいいことはありません。
その場で借りたいと思ったからといって簡単に借りたりせず、自分の体のことをしっかり考えた行動をとるようにしましょう。
カラコンは適切に使えばおしゃれの幅が広がる便利なアイテムなので、安全に適切に使ってくださいね。
使用中になにかあったときは、すぐに眼科を受診するようにして、定期検診もしっかり受けるようにしましょう。

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