本当にその色?カラコンの変色を見極めろ!

長期タイプのカラコンを愛用していると、その使用期限は半年から1年程度であることがほとんど。 長期タイプのカラコンはワンデータイプに比べてコスパが良く、種類も豊富なところがとっても魅力ですよね。 しかし、久しぶりにケースを開けたら「こんな色だったっけ?」と疑問に思った経験はありませんか? 実はカラコンは、保存方法やケアの仕方を間違えると変色してしまう可能性があるのです!

変色の原因とは

カラコンは、使用方法や保存法を誤ると変色してしまうことがあります。 変色したカラコンに気づかず使用すると、目に大きな負担をかけ重大な病気を引き起こしかねません。 変色の原因をしっかりと取り除き、安全にカラコンを使用することが大切です。

その1:目薬による変色

カラコンの変色原因として考えられるのが「目薬」です。 カラコンは、コンタクトレンズ使用可と書かれた目薬しかその成分に対応することはできません。 少しだから大丈夫だろうという安易な考えで、コンタクトレンズ使用不可の目薬を一度でもさしてしまった場合、もうそのカラコンは使用しない方がベターです。 また、防腐剤を使用している目薬も注意が必要。 防腐剤の成分がカラコンの着色と反応して変色する場合があります。

・対策

カラコンを使用するときは、必ずコンタクトレンズ使用可の目薬を使いましょう。 できるだけ防腐剤を使用していない、人工催涙型の目薬がオススメです。こ れらは涙と同じ成分なので目に優しく、ドライアイ対策にもなります。

その2:メイクによる色素沈着

カラコンをするときは、メイクもばっちり盛るという方も多いのではないでしょうか? 派手めのカラコンにナチュラルメイクでは浮いてしまうこともあるので、カラコンに合わせた盛りメイクはもちろん大切です。 しかし、レンズがぼんやりとピンクに変色していたら要注意! 実はその原因は、メイク道具であるアイライナーやマスカラの色素がレンズに取り込まれてしまっているのです。

・対策

カラコンを装着するのは、メイクをした後にしましょう。 メイクの前に装着していると、アイラインやマスカラがレンズの表面に付着してしまいます。 また、なるべく粘膜ギリギリの部分にはメイクを施さないこともポイント。 特に、粘膜を埋めるようなアイラインは油脂とともにレンズに付着しやすくなるので、気をつけてくださいね。

その3:手の汚れによる変色

カラコンを装着する時は、必ず石鹸で手を洗い清潔な状態でレンズに触るのが基本です。 しかし、この基本を怠り指に何かしらの汚れがついたままレンズを触ると、それが変色の原因になります。 一番気をつけたいのは、タバコのヤニやコーヒー・紅茶のカフェイン。 これらは色素沈着しやすく、一度付着すると汚れが落ちません。

・対策

上記の汚れが、水洗いだけでは指からも汚れが取れてない可能性があります。 カラコンを触る前は必ず石鹸で手を洗ってください。 また、レンズを外す時も同様。 帰宅後はもちろん、外出中のレンズのズレなどで付け直す場合にも、しっかりと手を洗ってからレンズに触れてくださいね。

その4:誤った保存方法による変色

長期間使用していないカラコンの変色原因は、ほとんどの場合誤った保存方法によるものです。 コンタクトケースが汚れていたり、保存液の使用期限が切れているなどすると、保管中に細菌が増殖し、変色につながります。 中でも、オレンジっぽく変色していたら要注意。 これは細菌の増殖によってレンズにカビが生えているかもしれません。

・対策

レンズを保存するときには、ケースに汚れがないかと同時に、保存液の使用期限が十分にあるかということも必ず確かめてください。 また、直射日光を避けた冷暗所に保管するのもポイント。 温度の高い場所では変色だけでなく変形の可能性もあるので気を付けましょう。

まとめ

カラコンを楽しく使うためには、そのカラコンが安全なものがどうか自分で見極める必要があります。 万が一変色してしまったら、もう元には戻りません。 たとえ洗浄液で洗ったとしても、そのカラコンを使用するのは絶対にNGです。 怪しいなと思ったら使用中止して、新しいものをゲットしてくださいね。