
視界が曇る?カラコンのタンパク質汚れが原因かも!
カラコンを装着していて、特に目立ったゴミや汚れが確認できないのにも関わらず視界が曇ることはありませんか? なんとなく目が霞んだり、白く曇ったように見えると、一日中気になって何にも集中できないですよね。 このような症状の原因の一つにはよく“疲れ目”であることが挙げられますが、実はそれだけではありません。 白く曇ったように見える時は、カラコンに見えない汚れがついている可能性が大! その汚れとは一体何なのか?原因と解消法をご紹介します♪
「タンパク質汚れ」とは?
「タンパク質汚れ」とは、その名の通りレンズにタンパク質が付着して汚れてしまっていること。 そして、このタンパク質とは実は「涙」に含まれる成分なのです。 “瞳に潤いをもたらすはずの涙が、なぜ汚れに?”と驚かれるかもしれません。 サラサラした水分である涙が、レンズに付着してしまうのも考えがたいですよね。 しかし、涙に含まれる微量のタンパク質はレンズに日々少しずつ付着し、レンズを変形させてしまう可能性もあるのです。
涙の成分
涙は、レンズと角膜をくっつけるいわば接着剤のようなもの。 つまり、涙とレンズは直接触れあっているということです。 そして涙には、タンパク質や脂質、カルシウムや粘液質など様々な成分が含まれています。 ソフトレンズはもともと水分を吸収しやすく、涙の成分も入り込みやすい性質。 これらの成分がレンズに吸着したまま残ってしまうと、蓄積されてタンパク質汚れとなってしまうのです。 タンパク質汚れが蓄積すると、視界がかすんだり白く曇ったりといった違和感が出てきます。 さらに悪化すると、ゴロゴロとした異物感を感じてしまうことも。 これらを放置していると、レンズが変形したり汚れで角膜が傷つく原因となり角膜炎などを引き起こししまう可能性があります。 ワンデータイプのカラコンならば心配ありませんが、長期タイプのカラコンを使用している方は2週間に一度タンパク質汚れを洗うケアを行うように心がけましょう。
タンパク質汚れの除去方法
タンパク質の汚れ除去には、専用の除去剤が販売されています。 毎日のケアとは違い、除去剤につけておくだけでOK。 これなら手間もかからないのでとっても簡単ですね。 もちろん、毎日洗浄液でこすり洗いするケアも必要です。 洗浄液にタンパク質除去剤が含まれているものもあるので、チェックしてみるのもオススメです。
花粉症の人はタンパク質汚れがつきやすい?!
特に気をつけて欲しいのは、花粉症などアレルギー症状がある場合。 このタイプの方は、涙の成分であるタンパク質が普通の人よりも多く含まれています。 その分、カラコンに付着し蓄積する汚れも多くなる傾向が。 アレルギー症状が気になる方は、こまめにタンパク質汚れを除去するように心がけましょう。 一週間に一度綺麗に洗浄するだけでも、ずいぶん違いを実感できると思います。 それでも視界が曇りやすい方は、アレルギー症状が人よりも強いのかもしれません。 目をこすったり何度も着脱していると目を傷つける危険性もあるので、シーズンの間だけでもワンデータイプのカラコンにシフトすることをお勧めします。
まとめ
涙に含まれる様々な成分が原因となって起こる、カラコンのタンパク質汚れ。 放置すると、レンズが変形したり角膜を傷つけてしまう恐れもあってとても危険です。 カラコンは定期的にきちんとタンパク質汚れを除去をして清潔に使用しましょう。 細かなケアに自信のない方は、タンパク除去成分が含まれる洗浄剤を取り入れてみてはいかがでしょうか。 安全に使用し、楽しいカラコンライフを過ごしてくださいね♪