
カラコン世代が危険?!「スマホ老眼」と予防法
「スマホ老眼」という言葉を聞いたことはありますか? 日本ではこの数年でスマートフォンが急速に普及し、1日の中でスマホを見る時間は大きな割合を占めるようになりました。 最近ではスマホ学習など教育面でもスマホを使用することが多くなり、これからますますスマホを見る時間は増えていきそうですよね。 そこで、今問題視されているのが「スマホ老眼」! 老眼というと高齢者の方が悩まされるイメージですが、「スマホ老眼」はなんとカラコン世代の若者にこそ危険が及ぶらしい・・! そこで、今回のコラムでは気になるスマホ老眼について、原因や症状、解決策をご紹介します。
スマホ老眼とは?
スマホ老眼とは、ズバリ「目の調整機能が低下した状態」のこと。 遠くのものを見る時、私たち人間の目は自然と視界を広げ、バランス良く全体が見るように調整されています。 しかし、そのままの視界で近くのものや小さな文字を見ようとすると、焦点が合わずにピンボケしてしまいますよね。 そこで、目は水晶体というレンズを膨らませて自動的にピントを合わせます。 これが、“目の調節機能“♪ そしてこの調整機能が低下した状態を、スマホ老眼と言うのです。
スマホ老眼は何が危険?
スマホのように近くのものを見続けている、延々と水晶体(レンズ)を膨らませ続けることになりますよね。 このような状態が長く続くと、だんだんと目が疲れて正常に機能しなくなり、近くのもの(スマホ)から遠くのものを見ようとしてもなかなか視界を戻せなくなってしまいます。 そして悪化すると、調整機能そのものが働かなくなり、近くのものさえ上手に見えなくなる「老眼」状態に陥ってしまうのです!
パソコンよりもスマホが危ない!
「スマホ老眼」という名前からも、この現代的老眼の原因はスマホに限られていることがわかります。 インターネットはタブレットやパソコンも使用されますし、ブルーライトによる健康への弊害はパソコンでも同様なのに、どうしてスマホだけが取り上げられているのでしょうか? それは、スマートフォンの画面と文字の大きさに関連しています。 当然ながら、スマホの画面はタブレットやパソコンよりも小さいですよね。 そこに映し出される文字も、必然的に小さくなります。 目の水晶体は対象物が小さければ小さいほどに調整機能を働かせる必要があるので、小さい文字を見れば見るほど疲れが溜まりやすくなります。 これは、文字に限らずゲーム画面でも同じこと。 小さな対象物を追いかけ、延々とピントを合わせ続けていると思うと、調整機能が低下してしまうのもうなずけますね。
改善策は?
スマホ老眼は、カラコンを愛用する若者世代に多い症状です。 朝起きてメールをチェックし、通学・通勤時間にはwebサイトでニュースを読む。 休憩時間にはSNSを楽しみ、帰宅後にはゲームをするなど、一日中スマホを見続けてはいないでしょうか? これでは、スマホ老眼がただただ悪化するばかり。 放っておくと、いずれ近いものや小さいものが見えなくなってしまうかもしれません。 遠視を矯正してくれるカラコンはあっても、近視や乱視を矯正してくれるカラコンはなかなかないので、せっかくのカラコンも楽しめなくなってしまいます。 そうならない為にも、スマホを見る時間を極力減らす努力をしましょう! スマホを見る時は時間を決めて、目を休ませる為に時々遠くを見る習慣をつけるのも大切です♪ また、目の周りの筋肉が緊張し続けるのも目を疲れさせる要因。 ホットタオルやホッとアイマスクで目元を温め、優しく目の周りをプッシュして血行を促進させてあげましょう♡
まとめ
いかがでしたか? 「老眼なんて自分には関係ない」と思っていても、スマホ老眼は若い世代にほど多い症状です。 カラコンを使用できなくなってしまう前に、目を休める習慣をしっかりつけるよう、意識してくださいね♪